ワーケーションがしたい!
急にテンション高くてすみません。昨日まで過去を振り返りながら若干暗い気持ちになっていたので、今日は楽しい話をお伝えたいと思います。
コロナ下でずっと「ワーケーション」をしたいと思っていました。というより、ワーケーションという大義名分を得て、堂々と旅行したいという気持ちが本音ではあります。
それはともかく、ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、リモートワークが普及した2020年以降に認知度が高まってきた印象です。
コロナ下において人出が途絶えた観光地を救済する側面でも大きな経済効果が期待でき、全国的に長期宿泊を対象にしたワーケーションプランや、日帰りのテレワークプランを用意しているホテルが増えてきています。
前の職場でも会社に内緒でワーケーションをしようと思えばできたと思います。それでも急なアポイントが入った時に対応できなかったり、社内で出社を強制されるチームもあったりして不公平になりかねなかったので、実現に至りませんでした。
もう一つワーケーションをしたい理由があります。我が家では妻も基本的に在宅勤務をしているので、私が個人事業主を続けていくのであれば、東京に住み続ける必要性が薄れています。まだ具体的には決まっていませんが、将来的に二拠点居住や移住も検討しているので、国内旅行をするなら候補地になりそうな場所がいいと思っていました。
候補地選び
妻もワーケーションには大賛成で、早速候補地選びを始めました。ワーケーション先のエリアとホテル選びに関して、話し合って決めた条件は、以下のとおりでした。
- 今まで旅行で訪れたことのない地域
- 温泉地・温泉街であること
- 将来の移住先として検討できる地域
- 東京から4時間以内で到着可能な場所
上記はここだけは譲れないという部分です。
一番最後の条件は、平日出発の場合午後6時~7時に出発することになりそうだったので、午後11時ぐらいまでにチェックインしたいと考えていました。
さらにホテル選びや、あればいいなという希望条件をお互いに出し合いました。
- 部屋内で仕事ができる環境にあるか
- ホテル・旅館の食事が美味しいこと
- ワーケーションに対する補助金があるか
- 初日か最終日に半日程度の観光ができる場所か
宿泊エリアに関しては私のこだわりが強く、宿泊先に関しては妻のこだわりが多かったので条件に合うところを探すのは若干骨が折れました…
それらを総合的に考慮した結果、ワーケーション先に決めたのが、
この形でおわかりでしょうか?(今日のタイトルで答えが出てますが…)
そう、福島県です!
福島県について
福島県を選んだ決め手として、東京から200km圏内、県央を東北新幹線、東北自動車道が通っていて電車・自動車ともにアクセスがよい点が挙げられます。
首都圏からの移住先として静岡県や福岡県、長野県などが人気があることで知られていますが、福島県も年間2万6000人ほどの移住者が移り住んでいるようで( 福島県現住人口調査年報 令和3年版)、移住先として人気の県の一つです。
私が福島県を訪れたのは、映画「フラガール」の舞台にもなったスパリゾートハワイアンズに子供の頃に旅行したのと(当時は常磐ハワイアンセンターと呼ばれていました)、中学の移動教室(スキー教室)で安達太良に行ったぐらいで、大人になってから旅行や観光をしたことがありませんでした。
また、福島県は温泉地・ホテルが多いため、候補地が多いのも助かりました。
温泉地選び
宿泊先は、仕事が終わったらのんびり温泉に浸かりたかったので、温泉地であることが必須条件でした。
そこで、まずは福島県の温泉地を探していきます。福島県は、奥羽山脈と阿武隈高地の2つの山地によって三地区に分かれています。奥羽山脈の西側が会津地区、真ん中が中通り地区、阿武隈山地の東側が浜通り地区となり、それぞれの地域に有名な温泉地があります。
名前を聞いたことがあったのは、中通り地区の飯坂温泉と磐梯熱海温泉、会津地区の東山温泉、芦ノ牧温泉、浜通り地区のいわき湯本温泉といったいずれも人気の温泉地でした。
さて、ここから候補地をどう絞りこもうかと思った時に、ワーケーションの初日か最終日に観光、それもできれば鶴ヶ城に行きたいと考えていたので、会津若松に近く人気の温泉地である東山温泉でホテルを探すことに決めました。
ところで、地図を見ながら福島県は東西南北いずれにも広くて移動が大変だと感じました。ちょっと気になったので調べてみると、福島県は、北海道、岩手県に次いで三番目に面積が大きい県だそうです。全く知りませんでした…
宿泊先探し
宿泊エリアを決めたら、次はホテル・旅館選びです。
宿泊先の希望条件をおさらいすると、1. 部屋で仕事ができる環境にあるか、2. 食事が美味しいか、の2点でした。
特に部屋で仕事を行う場合、
- ネットワーク環境(WiFi)が整備されている
- 作業に適した机とイスがあるか
この2点が重要なポイントになります。
ネットワーク環境に関しては、通信負荷がかかる作業を行う予定はないのですが、顔出しのWeb会議がスムーズに行うことができる環境を希望していました。また、ネットワーク速度が遅くてもスマートフォンのテザリングで対応できるため、最低限、客室にWiFiが届いていれば条件はクリアします。
机とイスに関しては、ホテルの洋室だとこのようなテーブルやイスが多く見受けられます。
このテーブルにノートPCを置いて作業をしようと思うと、どうしても前かがみになってしまうので作業向きではありません。
和室も含めて色々な部屋の写真を見て回りましたが、作業環境の面で快適そうな部屋が見つからず、最終的には部屋の机とイスが合わなければホテル近くのコワーキングスペースを利用する、ということで妥協しました。
一方、作業環境を妥協するのであれば食事は譲れない部分になりました。東山温泉のホテル・旅館は、どこも美味しそうなメニューを紹介していましたが、「これを食べたい」というのはなく、決定打に欠ける状況でした。
宿泊先決定
ホテルの空き状況との兼ね合いもあり、すぐにホテルの予約ができませんでしたが、熟考した結果最終的に「御宿 東鳳」に決定しました。
東山温泉の最終的な決め手になったのは、下記のyoutube動画と部屋の写真でした。
ホテルHPの写真でも部屋や食事の雰囲気は掴めるのですが、動画だと臨場感が伝わりずっと印象に残っていました。ホテルのHPでもぜひ動画を増やしてもらえると、探す方としては大変ありがたいです。
あと、御宿 東鳳は部屋の写真も決め手になりました。
予約したのは、和の寛ぎを重視した「彩 (いろどり) 和室モダン」と呼ばれるお部屋でした。
こちらのホテルの和室は、少し高さがある座椅子を用意されていて、今まで見た和室のローテーブルと座椅子の中では最も作業がしやすいように見えました。
宿泊予約
ワーケーションの日程は、私が仕事をしていないこともあり(笑)、ホテルの空き状況に合わせて日程調整できました。
予約は公式HPから電話で予約をしました。電話で予約したのは下記の理由があります。
- 初日のみ夕食なしで、2日目から一泊二食付きで予約したかった
- 希望する部屋が2日目からしか宿泊できなかったので、三連泊だけど部屋移動が発生することをホテル側に伝えたかった
初日の予定が、東京を夕方出発し22時過ぎにホテルに到着する見込みだったので、夕食に間に合わなくなります。公式HPや外部の旅行サイトでは同じプランでしか宿泊予約が取れないので電話で伝えることにしました。
電話で相談したところ、ホテル側は初日のみ夕食なしを快く承諾してくださっただけでなく、外部予約サイトでは連続で予約できなった彩 和室モダンの部屋を3連泊できるように調整してくださいました。ホテルに直接予約する方が融通が利くことが多いのでおススメです。
ホテル選びに関しては最終的にはワーケーションの実用性よりも旅行を楽しむ気持ちが優ってしまいましたが、いい温泉地・ホテルが見つかりますますワーケーションが楽しみになりました。
ワーケーションは2/20から2/23までの四日間、非常に待ち遠しいです!
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