大回り乗車で首都圏周遊の旅 【移動リモートワーク】

首都圏周遊 旅行

みなさん、こんにちは。

10月30日に再就職前の最後の自由期間を利用して、2回目の電車移動リモートワークをしてきました。

ちなみに前回は宇都宮に行き餃子を食べて帰ってきました。

今回は途中下車をしないで電車に乗り続ける「大回り乗車」にチャレンジします。

大回り乗車とは?

大回り乗車とは、JRが認めている乗車方法ですが、幾つかのルールに則って利用しないと無賃乗車になることがあります。

ここで改めてルールをおさらいしたいと思います。

大回り乗車の基本ルール

詳細は下記URLの「旅客営業規則 第70条・第157条 選択乗車 2」に記載されています。

運賃計算の特例:JR東日本
JRのきっぷの種類・発売日・有効期間や、学割・団体割引をはじめとする割引料金、変更・払いもどしなど、きっぷに関するさまざまなご案内をしています。

ポイントを整理すると以下の4点になります。

  1. 乗車経路が大都市近郊区間内(東京、新潟、仙台、大阪、福岡)であるこ
  2. 途中下車をしない
  3. 乗車駅と下車駅が異なること
  4. 同じ駅を2回通過しない

1.に関して、大都市近郊区間を超えて大回り乗車をしてはいけません。

東京近郊区間の場合、下記の路線図内の伊東駅(静岡県)より西側や水上(群馬県)より北側を超えた乗車はできません。

とはいえ、東京近郊エリアは東京、埼玉、神奈川、千葉の全域と茨城、栃木、群馬、長野、静岡、福島の一部までが含まれます。

関東にお住まいの方であれば、広範なエリアから乗車コースを選択できるため、コースを考えるだけでも楽しいと思います。

引用:JR東日本

2.は大回り乗車の、3. は一般的な乗車ルールなので割愛するとして、4.のルールがややこしいのではないかと思います。

「同じ駅を二回通過しない」というのは、一筆書きのように乗り続ける必要があります。そのため、一つの路線の上りと下りに乗車すると同じ駅を2回通過することになり、大回り乗車が成立しなくなります。

それではここで問題です。

品川から横須賀線で横浜に行き、東海道線で品川に戻ってくる場合、大回り乗車は成立するのでしょうか?

、、、正解は×なんです。

同じ電車に乗っていないし、通過する駅も被っていないのになぜ?とお考えでしょう。

実は横須賀線は東京-大船間は東海道線と同じ東海道本線に属するため、川崎駅など2回通過する駅が出てきます。

ちなみに京浜東北線は東京駅-横浜駅間、山手線は東京駅 – 品川駅間が東海道本線に属するようです。

品川から横浜までは東海道本線に属することになるので、大回り乗車はアウトになります。

この辺りは事前にJRの規定を見ないとわかりません。

その他にも例外的な規定がありますので、大回り乗車をされる場合はルールを守って正しく利用しましょう。

乗車予定と区間

今回の乗車スケジュールは下記のように決めました。

  • 11:16 蒲田駅発 京浜東北線下り 11:20 川崎駅下車
  • 11:36 川崎駅発 東海道線下り 12:11 茅ヶ崎駅下車
  • 12:18 茅ヶ崎駅発 相模線上り 13:18 橋本駅下車
  • 13:24 橋本駅発 横浜線下り  13:35 八王子駅下車
  • 13:39 八王子駅発 八高線 14:53 川越駅下車
  • 15:05 川越駅発 川越線/埼京線 恵比寿山手線乗換 16:20 五反田駅下車

JRで蒲田から五反田に移動するのに東京⇒神奈川⇒東京⇒埼玉と環状に乗り継いで向かいます(笑)

東京の環状線と言えば、山手線が有名ですが、路線図を見ながら東京の西側を大回りするイメージでルートを作成しました。

スタートの蒲田駅とゴールの五反田駅は、JRきっぷで230円の区間になるので最安区間ではありませんが、約5時間乗せてもらうのでこれぐらいは支払いたいと思います。

大宮からさらに武蔵野線に乗り換えて大回りすることもできますが、朝夕のラッシュ時間にぶつからないよう11時〜5時でに戻ってこれる区間を選びました。

「移動リモートワーク」と名付けているからには、移動中は作業をする予定ですが、今回ボックスシートがある電車が周囲の迷惑にならない範囲で移動中にできる限り作業しようと思います。

当日の移動

当日は蒲田からJR線に乗りました。

蒲田駅から川崎駅までは京浜東北線で一駅です。ここで東海道線に乗り換えて茅ヶ崎駅まで向かいます。

京浜東北線-東海道線(蒲田~川崎~茅ヶ崎)

東海道線は先頭車両にボックスシートがあるので、乗り換え時間に余裕を持って乗り込みました。

最初は混んでいましたが、横浜を過ぎてからはボックスシートに誰もいなくなったので、PCを広げて作業をすることができました。

東海道線下り電車
東海道線車両
東海道線車窓
東海道線の車窓

大船を過ぎたあたりから景色も徐々に変わっていきます。

地図を見ると海沿いを走っていますが、辻堂や茅ヶ崎では電車から海は見えません。

Google Mapを見ると、根府川や真鶴あたりまで行くと海岸線を走るようです。

なお、PCを広げていると他のお客さんが遠慮して座ってこない気がするので、あまり褒められた行為ではないのですが、マナー違反ではないのでご容赦ください。

相模線-横浜線(茅ヶ崎~橋本~八王子)

続いて茅ヶ崎駅から相模線に乗り、終点の橋本駅で横浜線に乗り換えて八王子駅に向かいます。

相模線に乗るのは初めてです。東京近郊では珍しいワンマン電車です。

相模線路線図
相模線路線図
相模線車両
相模線ワンマン車両

相模線は普通のロングシートの座席で、茅ヶ崎からの発車の時点で座席は埋まっていました。

移動中はスマホをいじりつつ、窓からの景色を眺めていました。

もうあと10分くらいで終点の橋本駅に到着しようかというところで、ふと懐かしい響きの駅名が耳に入ってきました。

原当麻(はらたいま)という駅名です。

私を含め、40代以上の10人に8人は、往年のクイズ番組でやたら正答率の高いはらたい○さんを思い浮かべるかと思います。

そうこうしているうちに橋本駅に到着しました。

橋本駅に到着する前に写真を撮れなかったのですが、進行方向の左手に大きな工事現場がありました。ここがリニア新幹線の神奈川県駅(仮)になるようです。

リニア中央新幹線の建設
相模原市公式ホームページ「リニア中央新幹線の建設」についての記事です。

橋本駅に着いたら八王子駅に出るために横浜線に乗り換えます。八王子駅までは4駅だけの短い区間になります。

置き忘れの荷物

横浜線に乗車後、ふと隣の席を見ると荷物が置いてありました。

私が乗車した時点で隣に誰もいなかったので、置き忘れのようです。

このまま放っておくと誰かが持って行ってしまうかもしれません。

何が入っているかわかりませんが、私自身、過去に電車の網棚に荷物を忘れて戻ってこなかったことがあるので、乗車中から気になって仕方ありませんでした。

終点の八王子駅で駅員が見回りに来れば任せようと思いましたが、終点について折り返し始発になっても駅員が来る様子はありません。

そのため、荷物を持って急いで駅員まで届けに行きました。

忘れ物
横浜線車内の忘れ物

何か質問をされたり書かされたら確実に八高線の乗車時間に間に合わないので、その時は予定を変更しようと思っていました。

駅員に乗車路線、何号車にあったかだけを直接伝えたら、すぐに解放されました笑

八高線(八王子~川越)

時計を見たら八高線が発車する1分前でしたので急いで乗り込みます。

乗車直前にパシャリ。

八高線車両
八高線車両
多摩川
八高線からの車窓

八高線に乗るのは10年以上ぶりで、北八王子から先は初めての乗車になります。

箱根ヶ崎は、多摩都市モノレールの延伸決定(上北台-箱根ヶ崎区間)

てっきり、多摩センターから町田方面に延びると思っていたので、予想外でした。

箱根ヶ崎を超えて高麗川で一気に乗客が下りました、ここから路線が別れて

私は川越に向かいたかったのでそのまま乗車を続けました。

川越線-埼京線-山手線(川越~恵比寿~五反田)

小江戸 川越に到着しました。

川越は小江戸の街として有名ですが、今回は大回り乗車のリモートワークだったので、下車することはできません。

残念ながら駅から街並みを見ることはできませんでした。

川越駅からの風景
川越駅構内からの景色
時の鐘のミニチュア
駅構内の

少し時間があったので、お土産だけ買って帰りました。

お土産1
お土産2

帰りは大宮から埼京線に出て恵比寿で下車しました。

川越線車窓
川越線からの車窓

大宮を過ぎてからひたすらスマホでブログの下書きをしていました。

恵比寿から山手線に乗り換えて五反田に到着し移動リモートワークは終了しました。

まとめ

今回はリモートワークの作業よりもいかに多くの路線を乗り継いで帰ってこれるかを重視しました。

結果的に京浜東北線で乗車して山手線で帰ってくるまで合計8路線乗車しました。

学生の頃に青春18きっぷの旅をしたこともありましたが、一日の過去最多記録だと思います。

次の会社でも在宅勤務はできますが、移動リモートワークは確実にNGなので、平日にできるのは今回が最後になります。

今回初めて乗車した相模線のように東京近郊でもまだ知らない路線が私鉄を含めればかなりあります。

また、JRのサイトを見ていくうちに週末でも使えるお得なフリーきっぷがたくさんあることも知りました。

これからは週末を利用した電車移動の旅として続けたいと思います。

こうして徐々に乗り鉄になるのかもしれません(苦笑)

最後までご覧頂きありがとうございました。

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