家に居ても作業に集中できない。
どこかに出かけたいけど、特に行きたい場所がない。
さらにお金もあまり使いたくない。
こんな時にどうすればいいか、今月ずっと考えていました。
きっかけ
今月は専業主夫をしながら、11月に入社するための準備を進めています。しかし、家に籠っていても何かしようという気にならず困っていました。
転職活動が終わった9月末から入社まで1ヶ月以上あいたので 、最初は一人旅をしようと考えました。
その時は寝台列車に憧れがあったので、東京から唯一定時運行している特急寝台列車「サンライズ瀬戸」に乗って四国を周ろうと計画しました。
サンライズ瀬戸のチケットは競争が激しいと知っていたので、色々調べて確実に予約するために10時打ち(みどりの窓口で10時ジャストに1ヶ月後の特急列車を申し込む行為)にも挑戦しました。しかし9時過ぎにみどりの窓口に並び、10時2分に申込んでも見事に撃沈、寝台列車の旅は諦めざるを得なくなりました。
発想の転換?
そこから行きたい場所が決まらず悩んでいましたが、ある時に行き先が決まらないのは目的を求めるからだと気づきました。
「移動」という手段を目的にすればいいんだ!
そうです、一人旅を計画したのも観光が目的ではなく、寝台列車という移動手段が目的だったのです。
移動リモートワークとは?
「移動リモートワーク」という言葉で検索キーワードを調べても出てこないので、一般的な名称として定着していないと思います。
その言葉を初めて聞いたのは、2年前にエンジニアをしている鉄オタの友人からでした。
彼がコロナ禍で在宅勤務を強制された時に
電車で移動リモートワークをしながらひたすらコードを書いている
と話してくれたことがありました。
その時は、自分なら急な電話や会議に対応できないから真似できない、と思ったのですが、今月までなら私でもできると思いだしました。
移動リモートワークで出来ること
移動リモートワークで何をするのかというと
「電車の移動中に作業をして帰ってくる」
たったこれだけです。
日帰り旅行のような観光目的ではなく、移動中の作業を入れることで、移動を目的に昇華させることができます。
メリット
観光もしないで何が楽しいのかわからない、という方が多いと思います。
私が考える移動リモートワークのメリットは大きく3つあります。
- 観光しないので、思いつきで行動できる
- 普通列車で行けるのでお金が安上がり
- 移動中に作業(ブログ含む)が書ける
電車移動が好きで時間を持て余し気味の私にとって、いいことづくめです。
目的地で下車
移動リモートワークは目的地で下車して帰ってくることも、鉄道会社の規則に則った上で一度も下車(駅の改札を出ること)せずに電車に乗り続けて戻ってくることもできます。
目的地で降りるのであれば、一緒に観光すればと思われるかもしれませんが、駅を降りてさらに移動はしたくないので、散策や食事などは全て下車駅の周辺で完結させるつもりです。
大回り乗車
電車に乗り続けて近くの駅まで戻ってくることを、鉄道用語で「大回り乗車」と呼ぶようです。
大回り乗車が出来る路線で一番わかりやすい例が都内を走る山手線だと思います。
JRで原宿から渋谷に移動する時に山手線の内回り(反時計回り)で1駅、料金は146円(IC精算)になりますが、原宿から新宿方面の外回り(時計回り)に乗車して渋谷で降りたとしても、内回りと同じ146円を払えば下車できます。
これと同じことは山手線だけでなくJRの路線網に適用ができます。そのため、同じ路線を使わず乗車駅と下車駅が一緒でなければ、大回り乗車として認められます。
なお、中央線で新宿から八王子まで乗って下車せず新宿近くの降りる行為は「無賃乗車」になるので止めましょう。
そう考えると、酔った帰りに降りる駅を寝過ごしてしまって、起きた駅から戻ってくるのも厳密にいえば、無賃乗車に該当するのかもしれません。悪意がない場合は大目に見てくれると思いますが。
大回り乗車に関しては、こちらのブログで勉強させて頂きました。詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
条件
移動リモートワークを成立させるには、普通列車でボックスシートがある車両・路線に乗ることが前提になります。
なぜなら、ボックスシートで隣と向かい側に人が座っていなければ、打鍵音などを気にせずPCで作業ができるからです。混雑している時や隣に人がいる時はスマホに切り替えて作業をしようと思います。
先ほど紹介した「10月の列車」さんのブログでボックスシートがある路線や車両を探させて頂いたところ、JRの4つの路線が候補に残りました。
目的地の設定
思いたったが吉日、早速実行に移したいと思います。と思ったら、今週だと実行できる日が明日しかありませんでした。
大回り乗車はルートを決めるのに時間がかかりそうなので、初回は目的地で下車して戻ってこようと思います。
目的地で下車する時のポイントは、
- 夕方までに戻ってこれる範囲内
- ボックスシートがある車両
- 今までに降りたことがない駅
- JRの乗り換えはできれば1回まで
という条件を設定して、JRの路線図とにらめっこしました。
そうしたらあっさりと条件に合致しそうな駅名が目に飛び込んできました。
「餃子の街」宇都宮です!
栃木は日光などに行ったことありましたが、宇都宮駅で降りたことがなかったので今から楽しみです。
明日以降に続きを載せますので、しばしお待ちください。
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